10月24日。2023年の。日記というより週記である。オムニバス形式。
【ブログはじめて１年らしい】
最近、よく自分のツイートを見返している。去年の自分がどんなだったかが気になって、変われなさに食らう。ちょうど１年前の今日、このブログを開設したようである。
当ブログ「ゆかりちゃんマンハウス」は１周年である。開設した理由はもう恥も外聞も照れも捨てるが、webメディアのオモコロのファンで、自分も同じようなことをしたいと思ったからである。１年が経った現在まで、それっぽいことを全くしていないので説得力がない。正確には、オモコロライターの「神田」という人が学生時代に書いていたブログに多大な影響を受けている。
言葉選びがキツかったりド偏見が書かれているのに嫌悪感を感じさせず、皮肉やユーモアに昇華させていることに衝撃を受けた。嫌悪感については単に私がそういう文章が好きだからなだけかもしれないけども。
私の場合、ユーモアではなく僻みや攻撃のベクトルに文章が動いてしまうので読んでる人はおそらくイラついてるだろうなと、最近になって客観視している。
とにかく、偏見が面白く伝えられる技術がこの世でかなり高度なものであると信じさせてくれたのが「たくちゃんのわくわくブログ」である。
ゆかりちゃんマンハウスでちょうど１年前に書いたのを載せておくのでよかったら見てください。
【どこでも自意識】
先日、中古屋でCDを買った。浜崎あゆみのベストと、工藤静香のアルバム。どっちも500円ぐらいだった。ベストアルバム自体、曲数も多いのでそう値崩れするものではないと思うのだが、浜崎あゆみは爆売れしている。だからその分、流通もかかりまくって価値が下がっている。勝者ゆえの価値の暴落。たぶんB'zとかもそうで。この事実にめちゃくちゃ面白みを感じた。パッケージで泣いてるのってこれが理由なのか？
レジに持っていく直前に、ベストを買うだなんて自分が「浜崎あゆみのミーハー」だと店員に思われるんじゃないかと恥ずかしくなり、そこから20分ぐらいレジに行けなかった。結局買ったのだが、アーティストの顔アップのパッケージで余計に照れてしまった。やめてくれ。
当時ならまだしも、いま浜崎あゆみのベストを買う人間が悩む必要がなさすぎることは、この自意識を乗り越えた今だから思えることである。加えて、「500円てww」という感覚もあるのでレジに持っていくのがより恥ずかしい。河川敷で拾えるかもしれないぐらい流通しているものなのに。
そもそもレジ自体、偽らざる自己が隠せない場所なので嫌いである。なにを買う時も、カゴの中にエロ本を入れているような気持ちになる。自分の趣味嗜好に自信が持てないというのか知られたくないというのか、とにかく恥ずかしい。こうなったら逆にエロ本は平気で買えるのかもしれない。
【なんか良い】
ヤフオクの出品物をスマホで眺めるのが好きである。感覚でいえばリサイクルショップで大して興味のないものまで物色するのと似ている。なかでも最近、テレホンカードが気になっている。というのも、ヤフオクにはおすすめ出品物をAIが出してくれる機能があり、そこに偶然出てきたからである。それがこの「馬がSEXしてるテレカ」だ。
デカマラすぎる。自然の偉大さ・畏怖の念すら感じるこれが、テレホンカードにされている。そのギャップというかバカさというかが「なんか良い」のである。左上のハートに矢が刺さってるのはなんなんだよ。エロかよ。しかも堂々と「北海道」。代表ってこと？テレカが流行った時代に生まれてはいないので（そうだったんだろうな）ということしか言えないが、どこの会社でも宣伝の一環としてテレカを配っていたのだろう。
そんなわけで様々なテレカをオススメされている。ひとつ気付いたのが、「PRの趣旨とは無関係なエロ要素」が多いことだ。例えば電気会社のテレカなのにレオタードを着た美女が写されていたり、警察のテレカなのにOLの生足をアオリで撮ったものが写されているのだ。こういうのが普通であったことが伺え、味わい深い。温泉旅館のテレカはすべからくオカン感のある女性が入浴している。コレクション性が高い。
エロ自体が趣旨であるテレカも当然あり、アダルトビデオのテレカがいま私のオススメを埋め尽くしてしまっている。ヤフオクのAIはさながらガンダムNT-1のような敏感さで、ひとつ商品ページに飛んだだけでその関連商品が優先的にオススメ候補にされる。オールドタイプに扱える反応速度ではない。そのせいで、オススメされるのがエッチビデオのテレカだらけになってしまった。
その中で「なんか良い」と思ったのが、これである。
自分でもよくわからないが、これは他のすべてと「なんか」違う気がする。ただの好みだろうがと言われると否定できないが、肉感と画角に絵画みがある。脚が「なんか良い」。しばらく値下がるまで待って、買っちゃうかもしれない。
おわり
