ゆかりちゃんマンハウス

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攻撃的かつ内省的-2023/07/03日記

2023/07/03

 

 月曜。7の月。朝から暑い。エアコンを深夜に消した記憶。乾燥ノド。尻汗。

 

 電車。noteを開く。おすすめに「留年」「日記」。ゲロを吐きそうになるくらい、輝きが残っている留年生の日記。かわいそがられたいだけだろうが、そう穿ってしまう自分、自分から生ゴミを漁って「臭っ」となる、攻撃対象探しと予定調和。あまり良くない、というか良くない行為であることは自覚しているが、あいつらからはセックスのニオイ、「ワンチャン」という言葉が大好きなんだろうな、という嫌悪感の中の嫌悪感を抱いて仕方がない。

負けてないフリしてんなよ、バカが。

 

 

 駅から1時間歩く。暑すぎる。バスを使いたい衝動。それでも決めたことだからと、日傘をさして歩き始める。社会的に無益で、くだらないことに対する決断力には自信がある。

 

 私が歩く1時間。私が歩く4㎞。それをバスは10分程度で走り抜く。気付いている時間の無駄。薄々?いや濃厚に。ケツがつかえててやむなくバスを使う日もあった。すぐ駅に着いたそのあっけなさ、あまりのやるせなさにとても気分を害されたから。会話するクソ大学生にとても殺意を覚えたから。時間の無駄だということには私は気づいているが、[時間の無駄]さんには気づかれていないから、気づいていないフリをすることにする。虚勢である。

 

 大前提、バスに乗るのはお金の無駄である。

 

 こんなに暑くて最悪なのに、健康にはいい。死を遠ざけている。徒歩では逃げ切れない気がするけども。

 

 空気感がもう「虫」を帯びている。土なのか葉なのかよくわからないが、とにかくこの季節特有の空気のにおいからは「虫」という情報がもたらされる。午前中は虫がたくさん見れることを再発見する。飽きない。もう少し種類が多くても面白いのにと思ってしまうのは、単に見飽きたからでしょうが。この河川敷は狩りをするアブが多い。ということは、被捕食者が潤沢であるということも示している。単生相のクルマバッタがいる。キリギリスは全くいない。いわゆる「空き地」とは生態系が異なるのかもしれない。植生や面積の違いだと思う。河川敷だと鳥に食べられてしまうからかもしれない。

 

 いくらでも見たり考えたりできるのは面白い。暑いのは全く面白くない。総合評価でこの季節が一年の中で最も面白い。バーベキューやマリンスポーツに縁がある奴らとは環境だけを共有することになる。価値観は、交わらない。最悪である。邪魔すんなよ。

 

 

 授業。ノートに文字を書くように心がけている。案外、見開きの半分は埋まる。逆行するペーパーレス。速記官になってみたい。速記の資格をとって、AVを全編速記してみたい。特殊文字をつかえば、「照れ」ないだろうから。自分は読める文字を追って、内向的なエロスを噛みしめてみたい。

 

 

 図書館。発表に使う資料を集める。雑誌を読む。コピーをとる。座席を隔てたところで、クソカップルか知らんが、ずっと喋っている。ここは図書館なのでそれはセックスと同じことになる。オーラルセックスだよ。言葉を交わすな。空気を振動させるな。死ねよ。喋らなくなっちまえよ。「ップスー」じゃない。そもそも図書館で喋っているというルール違反をしている上で、笑いを堪える気遣いをするのか。頭おかしいんじゃないのか。いや、絶対におかしい。マジで一生喋っていやがる。ちらっと見てみる。1人席でセパレーターがあるのにそれを超えてコソコソ喋ってやがる。女のウルフじみたボーイッシュ風味短髪ウゼ~~~~。空き教室かどっか行けや。図書館は-孤独者の聖域-(アローナー・サンクチュアリ)なのだから、そもそも入場しちゃダメだろうが。ヒソヒソ話しては吹きこぼれみてぇに笑いやがる、マジで気に障る。気になったら負けなんか?紙に「黙れバカ」って書いて丸めて、投げつけてやろうかと割と思った。しなかったのは度胸がないから。違う、モラルがあるからである。お前らにはないモラル、道徳が。大学生の「個性」をぶち壊す仕事がしたい。勘違いを起こして社会に、孤独な人間に不寛容で迷惑をかける奴らの精神を崩壊させたい。授業中に帽子を脱がないのは個性ではない。授業中にパソコンで内職をしておいて友人に課題を手伝わせるのは個性ではない。キャンパスの広場でデカイ声で叫ぶのは個性ではない。髪を茶色に染めるのは個性ではない。図書館でイチャイチャするのは個性ではない。ルールは守れ、バカ野郎が。ほんとに嫌いなんだよお前らが。ほんとに怖いんだよお前らが。なんでお前らは騒いで楽しくて、俺が嫌な気持ちにならないといけないんだよ。ハッタリかましたもん勝ちなんか?この世は。そんなだったら嫌すぎる。

 

 ほんとは一緒に喋る人が欲しいのだが、肝心な友達の作り方を思い出せない。

 羨みこそすれ、絶対に一緒になりたくはない。矛盾である。