2023/06/19
月曜。夏の空気感が先週よりも。
電車。途中で隣にワンピースを着た背の高い女性が座ってきた。底の高いサンダル。ファッションとして高身長をセルフプロデュースしても咎められない性別としての、女性。高身長の女の人が好きな自分にとっては、これは明らかなドーピング行為である。どうでもいい。
最近、世の中の女性が昔よりエロく見える。思春期はとっくの昔、あの頃よりも。同じ存在として見ていないことの裏返しだろうという予測はつく。２～３ランク高位の、あるいは別次元の存在、それが女性。生きてきた中で、まともに話した女性のモデルケースが家族だけだから当然、そうなる。
思想の自由というのは、私が脳内でエロいな～～と思うことを咎められないためにある。ここで書き残しているから、その自由はもう保障されていない。
隣の女性、どうやらストローで何かを飲んでいる様子だった。気になるからと言ってスマホから顔を離したら、挙動不審になるのでただ、気になるだけ。コーヒーとかだろうか。
隣の女性から、ｽﾞｿﾞｯ...…ﾋﾞｿﾞｯ という異音が聞こえた。女の人もそんなに飲むんだ。とはいえ、何度もｽﾞｿﾞってた。執拗なまでにｽﾞｿﾞる女、エロいな～～。下品だな～～。
下車するときに、何を飲んでいたのかをチラ見する。
ピンクのモンスター ──────────
朝の9時から公共交通機関でストローを使って、エナジードリンクを飲む。ツッコミ待ち？腐すわけじゃないけど、いや、腐すわ。よくそんなことができるな。共感性羞恥ではなく、羨望。同じことをしたい訳ではない。
もう夏である。今日からは、特に。
そう感じるのは、気温が30℃近くあるとか、半袖だからとかではない。アオスジアゲハを３頭も見た、ヤマトンボが縄張りを飛び回っている、カワラバッタが横の草むらから飛び出してくる、夏型のナミアゲハが水を飲んでいる、イトトンボが休憩しているだとか、そういうことを目で確かめたからである。
だからといって何かになるわけではないが、河川敷を１時間も歩くのだから、人間以外の生き物がいたほうが面白い、それだけ。もっと正確に言うと、気が散る。それがいい。暑い、眩しい、疲れたといったことを紛らわせられる。そういう良さがある。
しかし、この川はブルーギルばっかりである。死んだ川。平成天皇が日本に持ち込んだというのは有名な話。
授業を受ける。やってきた課題が教授の意図とは少しズレていたみたいだった。先週褒められたから調子に乗ったらこうなった。クソが。もう少しちゃんと説明をしてくれよというのは自己研鑽のなさなのか？
昼からは図書館にいく。めちゃくちゃ眠たい。机で寝る。欲求にはなるべく従う。眠たさに抗いながら読書をすることこそが時間の無駄であることを知ったから。普通に１時間ぐらい寝てしまって焦る。ここ数週間、読書を前よりするようになった。２日で１冊のペースで読むことも出てきた。でもそれは、口語調で書かれた新書だからであって、読書スピードが速くなった訳ではない気がする。
ゲームが読書に置き換わっただけで、本当はもっとするべきことがあるはずである。現実逃避に変わりはないのだということに、薄々気付いている。
とはいえ、カス日が減ったのは実感として明らかにある。それはいいことだと思う。Twitterを開く。他人の褌で威張る奴にイラつく。具体的にはあの古代魚でウケてるやつ。よくもまぁ我が物顔で。いや別に著作権フリーみたいな題材だから自由なんだけど、グッズ化するのはちょっと違うだろ。
この世はプライドがなく、乗っかれる奴が強いことは知っているけれど、それは美しくはない気がする。
そうやって乗り遅れたコンテンツの列車のことを気にしながら、かといって次に来た電車に乗りたい訳でもない。そろそろ駅から出た方がいいことにも、薄々気付き始めている。
Twitterの書き込みにこんなにイライラする事態に陥っているぞと、坊主をリツイートしてた無垢インターネッターだった高校時代の自分に伝えたい。彼があれこそ他人の褌であることに気付くのは、もう少し先の話。
