ゆかりちゃんマンハウス

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いつか欲しいと思いつつ手に入れたら何かが終わってしまいそうだから

雑記です。

 

私には、以前から「いつか欲しいなぁ」と思い続けているものがある。

それが藤崎詩織の黄金のzippo」。

bradford-tokyo.ocnk.net

 

ときメモの爆発的な人気により、多種多様な商品展開がされたうちの一つがこの「zippo」。デザインはいくつかあり、その中の一つに白地に藤崎詩織zippoがある。調べてみて欲しいのだが、それは圧倒的にダサい。だがこの黄金のzippoはどうだ。非常にイカしている。黄金なのに上品で、驚くほどシックではないか。

未プレイだから詳しくは知らないが、この藤崎詩織が着ているのは恐らく伊集院家であったパーティーだかの衣装だろう。これが大人の高貴さを引き上げてくれている。つまるところカッコよすぎる。

 

気になる価格は12,800円。全然買える。が、私はタバコを吸わない。ここが最大のネックとなって、買い渋り続けている。「着火」という本来の用途を全うしてこそ、「黄金」で「藤崎詩織」な「zippo」たるのだから。着火にのみ注目するなら、別にタバコである必要はないのだが、思い返しても自らの意志で「火」を欲したのはお墓参りで線香を用意するときぐらいだ。たとえ私が持っていても、こいつは本来の輝きを放てない。

 

この問題を一切振り切って、仮に手に入れたときのことを想像してみる。だが、やはり使いこなせやしない、ただ冷たく、重く、黄金の直方体を眺める日々を送ることになるだろう。それに、手元にあることで今までに感じていた高貴さが失われる恐怖もつきまとう。なぜ友達の家にあるコレクションが輝いて見えるのか。それは自分と一定の距離が確約されているからだろう。一度所有欲を満たしてしまったら最後、自分に近すぎるせいで価値が失われてしまう。あれほど望んで止まなかったはずなのに。そうなりそうで怖い。さしずめ「タバコを吸わずんばzippoを得ず」といったところか。